また面白い夢を見た。二度寝の産物だが。


同世代の命が儚く感じる事が多々ある。
「人生長いんだから」と年長者はみな口を揃えて言うが、本当にそうだろうか?


自ら命を絶っても他の要因が命を攫っていったとしても同様に、同世代は山のように旅立って行ってしまった。

私は96年と同じ学年だが、97年生まれである。周囲の友人たちは97年生まれが圧倒的に多く、また才能ある人たちもどんどん出てきている。みんな長生きしてほしいと思っている。

少子高齢化社会に拍車をかけるように、さまざまな要因が若者の命を攫ってゆく。諦観できない。私たちの背後には死神が鎌を持ち、いつでもその命を終わらせることができるといったように...いまだ肉体を稼働させている身としては首元に冷たい気配を感じざるを得ない。この感覚にまだ名前はないけれど、心すべてが肉体をかたどっているとするなら、その周りを秋風の匂いを纏った寒風が吹きすさぶような感覚だ。そしてその向こうには果てしない暗闇と雪原が広がっていて、足跡はあっても誰の気配もない。その風の正体は通り過ぎる命らで、私はそれを肌で感じている。

私のような能力のない、神に寵愛されず生まれてきたものがこの世に残るとすれば、ずっと未熟なままでいい。そう切に願う一方で己の屍を夢想しては、いずれ来る死に希望を抱く夜も少なくないのも事実だ。


未来に希望はない。今の連続をどう生きるかが、命の結末に意味を持たせると知っているから。

今朝見た夢を描き起こしたい。早く仕事を切り上げて。